第三話 タイにやってきたのに自害してしまうのは悲しすぎる

バンコク・カオサン

バンコクのカオサンにトラベラーズロッジと言われるゲストハウスがありました。外こもりの日本人たちがとても重宝したゲストハウスでした。当時としては、いろんな面で画期的だったと言います。

1階にあった食堂には、カオサンで心を休める日本人が沢山集っていました。いろんな思いを持った日本人が集まりましたが、中には心が病んでいる人も多くいました。

自己紹介で「自殺願望があります」と言って自分を紹介する人がいました。この自己紹介をされて、ギョッとしない人は少ないでしょう。なんて言葉を書けてよいやら困るのが普通です。

第二話 一生懸命、頑張って生き抜く以外の生き方がタイにはある

タイで一休み

日本と言う国は世界有数の経済大国であり、安全な国であり、平和な国です。嫌な事件は報道され続けていますが、平和な国の集団である先進国の中でもさらに平和です。

この平和な日本の中で、日本に馴染めない日本人がいるのも事実です。またグローバル化によって貧困層が増え、中流層でも強烈な競争下に置かれるため心を病む人が増えています。

日本は自己責任論が強い国で、ニートや引きこもりでドロップアウトしたり、リストラなどで放り出された人に対して厳しい面があります。実力が無い自分が悪いと自分を責めるのも日本人の特徴です。

第一話 生きる場所が見当たらない人は、とにかくタイへ行ってみろ

自殺大国と言われる日本ですが、年間の自殺者数は3万人と発表されています。しかし、実際は3万人を遥かに超える人が自殺していると言われています。これは数字のマジックです。

日本の変死者は年間15万人います。WHOは変死者の半分を自殺としてカウントするとしていることから、最低でも10万人は自殺している人がいることになります。この数字は他の先進国の10倍以上です。

さらにニートや引きこもりの人たちが70万人と言われていますが、これも統計の取り方の問題で、実際は200万人を超えていると言われています。

カオサンに沈没している人の歴史は波乱に満ちている

タイ・カオサン

伝説の外こもりストのふくちゃん曰く、最近は日本人がカオサンにとても少ないと言います。日本人バックパッカーが減ったのか、カオサンに来なくなったのか、はたまた少子化のため、絶対数が少なくなったのか…。

理由はいろいろあるにしても減っているのは事実のようです。それでもある程度の人数はいますし、日本人が減っても欧米から来るバックパッカーは減りません。

第12話 全財産を奪った屑の息子に愛を送ろうとする親心

バンコクのスラム

タイに逃亡した息子のお父さんは言います。

「私のせがれはタイで何をやってるんでしょうかね。タイに行けば日本人は外人ですから、ビザとか手続きが必要なんでしょ?あいつのことだから、不法滞在でタイにいるんでしょう。そのうち逮捕されるかもしれませんね」

お父さんはさらに続けます。

「あんなせがれですけど、お金を送ってやることは出来るんですかね?1か月に1,000円~1,500円ぐらいは貯金してるんです。数十万円は送ってやれないけど、5万ぐらいなら何とか送れます」