スポンサードリンク

No.5 生きるためにバンコクへやってきた人達の駅がファランポーン駅

バンコク・ファランポーン駅

マレーシアホテル周辺で沈没していたときは、毎日が刺激的で、こんな日が永久に続くものを思い込んでいました。そんな刺激的な毎日でしたが、意外にも飽きてしまいます。

好きな時間に起きて、好きなように飯を食って、パッポンやナナに出入りする生活は楽しいはずです。しかし、何年もできる生活ではありません。お金に関しては多少の余裕がありましたが、お金よりも何かに対して冷めてしまった気持ちがありました。

しばらくマレーシアホテル周辺に近寄らなくなり、ひさしぶりにマレーシアホテル周辺を歩くと様変わりしていました。

安いチケット売り場だった場所は本物かわからないようなCD屋に変わり、沢山会ったゲストハウスは店じまいしています。レディーボーイの散髪屋は閑古鳥状態で、いつも食べに行っていた食堂は跡形もなく消えていました。

若い頃に沈没した思い出が沢山詰まっているマレーシアホテル周辺は、ただの通りに変貌し、開放感に満ち溢れた雰囲気は跡形もなく消えていました。

ただ、マレーシアホテルとプライバシーホテルは頑として営業しています。プライバシーホテルに入ろうとする女性に、「hi how are you ? I miss you」と声をかけると、笑顔満載で「Thanks..My boyfriend is here 」とプライバシーホテルを指差します。

街は大きく様変わりしましたが、人はあまり変わっていないように見えました。若い頃の思い出はまだ残っているのです。



マレーシアホテルに入り、1階のカフェでコーヒーを飲んでみます。マレーシアホテルのカフェはゲイが集まる場所として有名になっているそうです。昼間でしたから、それほど男たちは見かけませんでした。

夜になるとテルメのように男たちがパートナーを求めて集まってくるそうで、なんだか感慨深いものがあります。

悪名高いマレーシアホテルが、今ではゲイのたまり場になり、連れ込みホテルとして利用されている光景は昔と大きく異なりますが、それはそれでありでしょう。かつてとは異なる意味の悪名をあげているマレーシアホテルに思わずニンマリしてしまいます。

いつもクリックありがとうございます。
にほんブログ村 海外生活ブログへ
人気ブログランキングへ

スポンサードリンク

上野駅とファランポーン駅は田舎の生活苦に嘆く人達が集まる駅

バンコクのファランポーン駅はバンコク中央駅とも呼ばれる駅です。今でも沢山のタイ人が地方からやってきたり、バンコクから地方に向かう人でごった返しています。

ファランポーン駅は何度も改修されて、今ではきれいな駅に変わりました。ガランとした巨大な空間は昔のままで、ファランポーン駅を見るたびに、若い頃を思い出します。

はるばるチェンマイからやってきた出稼ぎの人達も、ハジャイからやってきた人達も、バンコクへ向かうにはバスか列車です。

昔と違って最近は道路事情が良くなりましたので、バスを使うタイ人が増えました。昔は列車のほうが主流で、日本で昔見かけた列車が今でもタイでは現役です。

この古めかしい列車に何時間も揺られて、タイの地方に住む人達はバンコクにやってきます。田舎では生活ができず、貧困に苦しみ抜いた人達が、バンコクに夢と希望を求めてファランポーン駅にたどり着くのです。

バンコクの都会人にとってファランポーン駅は始発駅ですが、地方からやって来るタイ人にとっては、このファランポーン駅が終着駅であり、人生の再出発かもしれません。

バンコク・ファランポーン駅

終着駅という文字から感じるのは悲しさや絶望です。かつての日本でも、東北から貧困で生活できなくなった人たちが職を求めて降り立ったのが、上野駅という終着駅でした。

上野駅の周りや中は、いつの時代もおびただしい浮浪者がウロウロして、床に寝転がっています。

はるばる地方からやってきたものの、夢破れて行き場を失った人を包み込むのは上野駅でした。

20年ほど前のファランポーン駅は、今のファランポーン駅とは異なり、内部は暗く、駅は異様に混雑していました。行き場を失ってしまった家族達が、ファランポーン駅で野宿していたそうです。

今のファランポーン駅はすっかり綺麗になって現代的な感じですが、当時と変わらないのは駅全体を包むドームの高さでしょう。この駅は高いドームがシンボルになっていて、タイの田舎からやってきた人を威圧します。

ファランポーン駅の周辺には、田舎から出てきたお金のないタイ人が宿泊できる安宿を見かけます。安宿と言えばバックパッカー達を思い浮かべますが、ファランポーン駅の安宿は、地方から希望や絶望、不安を抱えてやってきた思いをもつ人々のためのものです。

田舎から持ってきたわずかばかりの蓄えを、ほんの少しずつ使うために彼らが泊まれるのは、そんな悲しいドヤでしかありません。

私たちのような先進国からやってきた人間が、旅費を浮かすためにやむを得ず泊まるのとは異なります。彼らに選択の余地はありません。

彼らは切羽詰まった息苦しさと未来が見えない絶望感を胸に隠し、大都会のバンコクにやってきたのです。バンコクにやってきたものの、仕事が見つかるだろうか、生きていけるだろうかと不安になりながら夜を過ごします。

続く

スポンサードリンク



クリックよろしくお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ

コメントは受け付けていません。

更新情報