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No.2 タイの匂いとタイ女性を忘れようと何度も努力したものの…

ナナプラザ・バンコク

タイに行きはじめた頃は、タイ女性の微笑みに思わず照れてしまいがちです。タニヤやゴーゴーバーでの積極性に腰が引けたことは何度もあります。

ジュライホテルの周りで会ったタイ女性は、自分を売り込むことに必死です。照れくさいとか恥ずかしいとか言っている場合ではありません。自分を売り込んで日銭を稼いで生きているので、彼女たちの腹は座っています。

当時、同い年か少し若いぐらいのタイ女性が、私に対して笑顔満載で売り込みをかけてきた時、照れくささと高揚感でいっぱいでした。

この気持の高ぶりは決して日本で味わうことができません。日本では味わえない感情によって、さらにタイに引きずり込まれたものです。初めてのタイ旅行でタイの良さを何気なく感じ、二度目のタイ旅行では迷うこと無くタイに沈没しました。

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タイとタイ女性にハマった男たちは二度と普通の男に戻れない

当時、東南アジア最大の歓楽街と言われたパッポンを練り歩き、ほぼすべてのゴーゴーバーを訪れたと思います。小さな場末のバーがパッポンには山のようにありましたが、当時は若かったので、キングスキャッスルやリップスティックなどのド派手なところに惹かれました。

当時のタイ女性は今のタイ女性とはかなり異なります。

整形しているタイ女性は殆どいなくて、拝金主義でもなく、温かい国特有のおっとりとしていながらも乗りがよいタイ女性ばかりでした。

全員と過ごしたいと思えるほど、素晴らしいタイ女性だったように思います。当時、会社勤めをしながらタイに通っていましたので、長期休暇があまり取れませんでした。

長くてもせいぜい4~5日の休みですから、いつも後ろ髪を引かれながら帰国せざるを得ません。フラストレーションがたまるばかりで、日本での仕事が手につきませんでした。

そんな頃にバックパッカーの本などを読み、タイで沈没している人が多くいることを知ります。仕事を辞めてタイに渡り、激安のホテルやアパートを借りて、タイを堪能している日本人や外国人が沢山いることに驚きました。

驚きましたが、気付いたときには仕事を辞めてタイの安宿に長期間宿泊し、パッポンに入り浸っていたように思います。

それほどお金があるはずもないので、ゴーゴーバーで一杯のドリンクを片手に粘り続けていました。今のゴーゴーバーでそんなことをすれば怪訝な顔をされますが、当時のゴーゴーバーはそういったことが許されていたように思います。

今では考えられませんが、ゴーゴーバーで仲良くなったタイ女性と一晩を過ごしても、彼女たちは自分のアパートに帰らず、何日も私と一緒に過ごしてくれました。

もちろん私にはお金がありませんでした。

それでも気が合えば、一緒に過ごし続けてくれるタイ女性が沢山いたことを思い出します。

安いタイ飯屋に通っていると、沈没している外国人と目が合うようになりました。どちらからともなく声を掛け合うようになり、出身国やタイで何をしているのかという話をしながら打ち解けます。

多くは沈没している人間ですから、自国から持ってきたお金を少しずつ使いながら生活していました。ゴーゴーバーやカオサン、タイを徘徊しながら生き続けている人たちと妙に気があったものです。

他人から見ればただの怠け者の集団ですが、いわゆる自分探しの真っ最中で、自分に酔っていました。

タイ・パッポン、ゴーゴーバー

毎日、フラフラしながらゴーゴーバーや屋台で過ごしながら語り合う日が何日も何ヶ月も続くと、少しずつ気持ちが冷めてきます。あれほど好きだったタイに住み続けても、不安ばかりが募るから不思議です。

「こんな沈没した生き方をしていたら、俺は将来どうなってしまうんだろう…」という恐れや、自分が世間に復活できない恐怖感に苛まれます。

この底知れぬ恐怖はタイや海外で沈没した人なら味わったことがあるでしょう。

一度でも社会に出たことがあれば、タイで沈没し続けることが如何に難しいかがわかるはずです。とくにゴーゴーバーなどタイの夜の街で働くタイ女性と接していれば、彼女たちの笑顔や声は作られたものであり、少し冷静に考えれば、彼女たちはお金のために演技をしていることが見えてきます。

お金を得るためにタイの夜の街で体を張って働くわけですが、体を張ってお金を得たいと考える女性は少ないでしょう。

それでも体を張らなければならないのは、タイが抱えている貧困がタイ女性たちを追い詰めている現実も見えてきます。

ヤワラーやパッポンを夜中に歩けば、その日の収入を得ようとするタイ女性たちが私たちを誘います。沢山の男性に声をかけるも、多くの女性は収入を得ることが出来ません。

声をかけ続けることに疲れ果てたタイ女性たちは、建物の隅に隠れるように座り込み夜明けを待ちます。中には何日も収入を得ることが出来ないため、ドラッグやシンナーによって心を落ち着かせているタイ女性を見かけるほどです。

タイの強烈な格差を夜のバンコクでとくに感じます。本当は空港に到着し、バンコクの都心に近づく途中にスラム街を目にした時、日本とは異なる格差の大きさに気づかなければなりません。

貧しいタイ人たちが無表情にこちらを見つめている姿を、私たちは何度も見ているはずです。何度も見ているのですが、私は気づかないふりをしていました。

しかし、気づかないふりの限界を感じると、タイの現実を受け入れざるを得ない感情に駆られます。

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タイを楽園のように言ったり、思ったりしがちですが、それはごく一部のタイしか見ていません。強烈な格差が見えていても、見えていない、気づかないふりをしているだけです。

極貧状態のタイ人をかわいそうに思っていましたが、タイで沈没し続けると、自分もかわいそうと思われる側に少しずつ近づいていることに気付きます。その時の絶望感たるや、ハンパではなかったです。

このままではタイでお金が尽きて、ホームレスになるか詐欺をして生きることになると確信します。幸い、オーバーステイではなく、帰国の飛行機代は持っていましたので、すぐに日本へ帰りました。

すぐに職を見つけ、新しい友達を作り、普通の日本人として日本で生活をはじめたものの、タイの思い出が毎日のように脳裏を駆け巡ります。友達と飲んでいてもヤワラーやパッポンを思い出し、キャバクラに行ってもタニヤが目の前をちらついてどうしようもありません。

年中温暖なタイで、サンダルにハーフパンツ、ヨレヨレのTシャツという姿を何度も思い出しました。普通の日本人からすれば、タイで堕落した日本人ですが、当の本人たちは満足しています。

タイ料理の匂い、屋台の匂い、タイ女性の匂いが、日本にいても鼻から離れないのです。

続く

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