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No.5 バンコクのど真ん中で同僚に会ってしまった気まずさたるや…

パタヤ・ウォーキングストリート

食事を一生懸命食べるタイ女性に彼は見とれていました。彼女が開いたり、曲げたり丸めたりする口の動きに夢中になりました。色んなタイ女性を見てきたつもりでしたが、これほど色っぽく食事をするタイ女性を見たことがありませんでした。

彼はタイ女性を連れて帰りたいと思いました。連れて帰ると言ってもホテルではなく、日本に連れて帰って一緒に住みたいと思ったのです。

恋愛経験の少ない男性は夜の街で働く女性に惚れ込むと、日本に連れて帰りたがりますが、彼も典型的なモテない男です。ですから、彼の気持ちはどんどん走ります。

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バンコクで偶然会った同僚だが、お互いの目的は同じだった

タイ女性を一時的に一緒に過ごすだけではなく、日本で彼女と過ごしたくて仕方がなくなってきます。タイ女性がどんな素性であろうと、彼にとって関係がありません。

そんなことに構うほど、彼は偉いわけでも格好が良い男でもありません。学歴は立派で、それなりの会社に勤務しています。

しかし、40歳を超える中年まで一度も恋愛をしたことがありませんし、できた試しもありません。相手もいませんし、相手にもされないモテない男が、贅沢など言えた義理ではありません。

こんな素晴らしいタイ女性と一緒になれるぐらいなら、それこそ贅沢というものです。そうしよう、彼女を日本に連れいこうと彼は本気で思います。

彼は心を決めると期待で一杯になります。氷入りのビールがとても美味しく感じます。ビールに氷を入れて飲むのがタイヤフィリピンなどの東南アジアの習慣ですが、なぜかこれだけは冷やしすぎとは感じません。

ホップの味が濃いので、氷で薄められてちょうどいいのです。

ふと目の前で立ち止まる男がいました。相手が彼に対して指をさすのと同時に、彼も相手の男を見て指を指しました。

「え~~なにやってんのこんなとこで?」「あぁ、いやぁ~、まいったなこんなとこで会うなんて」

同じ会社で別の部署で働いている同期でした。あまりに突然のことで、名前がすぐに出てきませんでした。同僚の連れの男はタイ人で、ニコニコと笑っています。

「現地の下請けに用事があってタイに来てるんだよ。ところでコチラの女性は?」と同僚はここぞとばかりに尋ねます。

「今度結婚する相手だよ。会社にはまだ言わないでほしいんだ」「へぇ~、このタイ女性と結婚するんだ」とぎこちない会話を交わします。彼は同僚に知られたくなかったのですが、ついに知られてしまいました。

タイ・シーロム

彼は同僚に対して「君こそ、連れの男性は?」と尋ねると、「ほら、ランシットにある我が社の下請けだよ。部品メーカーのマネージャーでね。ちょっとバンコクを案内してもらってる」と答えます。

言い方がどこかしらとってつけたようで、直感的に嘘を嗅ぎつけました。

「お互いに秘密を持ってしまったみたいだね」とカマをかけると、同僚はピクッとしてしまいました。何らかの返答をしたかったのですが、返答ができずにドギマギしてしまいます。

同僚は彼に完全に不意をつかれて嘘が見抜かれてしまいました。

「そう、それじゃぁ、日本へ帰ったらお祝いをしなくちゃね」とシドロモドロになりながら同僚は答えます。この言葉も話題をそらすためだとわかって、彼は苦笑いしました。

食事がまだなら一緒にどうだと尋ねると、これから行くことがあると手を振って返しました。

立ち去ったあとでタイ女性がソッと「あれは、オカマね。私わかるよ。あれは女の服ね、レディーボーイ」「え?そうなんだ」「そうよ、タイ人ならすぐに分かるよ」と話します。

彼はうなりました。バンコクで突然同僚と出会ってしまった拍子に、苦し紛れとは言え婚約者などと、今はまだ希望にすぎないことを口に出してしまったよかったのかどうか、考えるよりも先に驚いてしまいました。

同僚が連れている男性は、そう言えば体つきがどことなくナヨナヨしていて、顔立ちにも女性のような雰囲気が無くはありませんでした。

すると同僚もまた会社には黙って、しばしば彼女に会いに来ていたのでしょう。ですから同僚は彼が連れているタイ女性をジロジロ見ていたのかもしれません。

しかし、彼にとってどうでもよくなっていました。本心から口にした”婚約者”をどうやって口説き落とすかが問題です。彼は胸の内で失敗は許されない、何としても説得すると呟きました。

続く

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