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第六話 タイ人の介護サービスの助けなしに日本の介護は成り立たない

タイでの介護

愛する母親の認知症は悪化の一途となり、社長さんは母親をやむをえずに介護施設へ預けました。母親はまもなく帰らぬ人となりました。

「母親の介護のために家族は何年も苦しみ、辛い生活を送っていたんです。自分の母親が亡くなったら、本来は落ち込むはずです。しかし、内心はホッとしました。本当は悲しまなければならなかったのですが…」

認知症や徘徊する親の介護に疲れている家族は日本中に有ります。介護の厳しさを知らない人たちは、介護による殺人を責めますが、止むに止まれぬ事情が重なっている現実が有ります。

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日本で介護を受けられるのは富裕層のみとなっていくだろう

親との関係が良好な方で老後の面倒を見ることに苦痛ではない方でも、認知症が進んでいく親を見るのは辛いのです。暴言や暴力を振るうことも有りますので、愛する親を人として見れなくなってしまいます。

長野県には姥捨て山と言われる場所があるという言い伝えが有ります。ずい分昔の話ですが、年寄りの嫌いな殿様が「60歳を超えた年寄りは、姥捨て山に捨てにいけ」というお触れを出した話が引き継がれています。

この姥捨て山の話から想像するのは、タイに一人で母親を済ませるということは、タイを姥捨て山として母親を捨てたのかと思ってしまいます。しかし彼女は否定します。

「私は親をタイにおいてくるという感覚はありません。母は日本でいるよりもタイで暮らすほうが幸せになれると思います。日本にいても介護費が高くて、十分な介護を受けさせることができません。

そうなると母親は部屋をゴミだらけにして、不衛生なところで暮らし続けることになります。タイで介護を受ける場合は人件費が安いので、毎日長時間の介護を受けることができます。

また日本ほど高齢者に対して冷たくない面がまだまだ残っていますので、とても親切にしてくれるのです」

タイでの介護

タイに住む母親の娘さんは、若い頃に観光で何度もタイを訪れていました。そのタイに母親を住まわせる決意をしました。自分自身が将来、タイで年金暮らしをすることを想定したうえでの移住計画でもあったのです。

「私は母を叩いたことが有ります。暴言、暴れる、排泄物を投げつけられることもあったので我慢できませんでした。あのまま日本にいたら、母親に手をかけていた可能性があったのです。

日本では老老介護の果てに配偶者や子供が手をかける事件があります。こういったニュースを見ると、明日は我が身だと思います。日本にはこういった厳しい現実があらゆる家庭で起こっています」

厚生労働省の発表によると、介護が必要な65歳以上がいる高齢者世帯の内、介護する人も65才以上である老老介護の世帯割合は50%を超えています。

自分の両親が健在の方は介護という問題が降りかかります。両親が健在ではなく、すでに歳を重ねていて配偶者がいる場合、配偶者の介護問題が発生します。両親、配偶者ともいなくて、一人でクラス高齢者の場合、孤独死という問題が発生します。

長生きすることが幸せとは到底思えないのが、先進国に暮らす人々ではないでしょうか。

続く

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