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第四話 80歳の高齢女性がタイで一人暮らしをしているのはなぜ?

タイ・タニヤ

バンコクのタニヤといえば日本人男性の多くが一度は訪れる場所です。日本式のキャバクラですので馴染みやすく、タイ女性も多少日本語が話せます。タニヤのお店に訪問する客の多くは日本の中高年たちです。

鼻の下を伸ばしたおじさん達が、自分の子供ぐらいの年齢のタイ女性を必死に口説いています。こんな姿は、ある意味気持ち悪く、ある意味微笑ましくもあります。

そんなタニヤに日本の中年女性と80歳ぐらいの日本のお婆さんが座っています。タイ女性のホステスが彼女たちの席につき、片言の日本語で会話をしています。

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高齢になると性格が歪み共同生活が出来なくなる

タニヤで男性を見かけるのは理解できますが、日本女性を見かけることはほぼありません。しかも中年女性と高齢女性です。前代未聞の展開に見えたのは言うまでもありません。

中年女性(58歳)と高齢女性(80歳)は親子でした。高齢女性の母はバンコクに一人で暮らしているのです。娘の中年女性は、そんな母親の様子を見に来るために1ヶ月に1度、タイを訪れるそうです。

娘は日本に暮らし、高齢の母親はタイに一人で暮らすという不思議な状態です。もちろん母親はタイ語を話せそうにありません。

タニヤにはたまたま知り合いから無料のチケットを貰ったので、物は試しにということで来ていたようです。そんな親子が座る席から、かなり上手な歌声が聞こえます。

娘さんは日本で弾き語りのピアニストだった頃があり、美空ひばりの「愛燦燦」をゆったりとした調子で歌います。その様子を母親が黙って見つめているという不思議な光景です。

タイ・バンコクのタニヤ

タイの治安は他の東南アジアよりは良いですが、日本の高齢者が一人で暮らせるほど安心ではありません。治安はもちろん、インフラや病院通い、食事などどうしているのかと気になります。

日本の高齢者の多くは夫婦か単身で暮らしています。日本で介護を受けられない独居老人は日本で暮らすのが難しいので、タイやフィリピン、マレーシアなどに追いやられたり、逃げてくる場合があります。

タニヤのお店に娘といる母親も、そういった事情があるかも知れないと思わざるを得ません。80歳の高齢女性がタイで一人暮らしってあり得ません。

娘さんは日本に帰国し、なぜ母親がタイで一人暮らしをしているかを話してくれました。

「母親とはもう一緒に住むことはできないと思いましたね。部屋は散らかり放題で、ゴキブリやネズミまで出てくるほどです。母は食事の準備も一切しませんし、何もしませんでした。

高齢者・老害・汚部屋

とにかくわがままな人で…。私には仕事がありますが、母のためと思って我慢してきました。でも、母にはもう参りました。母と暮らしていると毎日イライラしっぱなしでしたから…」

そんな母親の話を彼女は悲しそうに振り返ります。

元々、母親はご主人と長野県で自営業をしていました。しかし経営がうまくいかなくなってしまい、夫婦は別居をすることになりました。母親は東京に住む彼女の弟さんの家に引き取られました。

弟夫婦と母親の3人で10年以上生活していましたが、ある日「弟に虐められたり暴力を振るわれる」と母親は娘さんに訴えました。

娘さんはすぐに母親を引き取り一緒に暮らし始めますが、母親の怠慢な態度にうんざりしてしまいます。そこで彼女の妹さんに預けることになります。しかし数年経過すると、妹さんも「一緒に住みたくない」と言い始めます。

「母と一緒に住むのは懲り懲り。お姉ちゃんの方で引き取ってくれない」と妹さんに嘆願され、やむを得ず長女である彼女が母親を引き取ることになりました。

つまり、3人兄弟の間で20年間にわたって、母親は居場所を巡って転々としていたのです。

続く

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