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第二話 タイに駐在しタイ人と交流していた人が誰とも話さない独居老人になる

タイの田舎街

日本で老後を送ることに幸せを感じる人と、タイを含む海外で老後を送ることに幸せを感じる人がいます。団地で孤独に暮らす老人の中には、海外で駐在員として活躍した方もいます。

彼は建築関係の仕事で、中国、タイ、フィリピン、インドなどで駐在していました。今ほど発展していない時期でしたから、日本から駐在員として移住したときは驚きの連続だったそうです。

治安は悪いし、警官はまったくあてにならないし、電気は止まるし、散々だったといいます。しかしそんな滅茶苦茶な国には、物価の安さと人々の温かさがあったといいます。

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若い世代がまだ多いタイと老人ばかりの日本での暮らし

日本から駐在している人間も少なかったので、競合他社の日系企業といえど、一蓮托生のような雰囲気がありました。ですから日本人同士が強い結びつきで、いろんな世話を互いにしたようです。

彼は病気をしてしまったので、タイでの老後はかないませんでした。奥さんは早くに亡くなり、子供たちは独立していますが生活は厳しい現状があります。なかなか彼を訪ねてこれるような余裕がないそうです。

こういった団地で孤独に暮らす老人たち同士で、会話を交わすこともあります。挨拶程度はしますが、それ以上の会話になりません。話すこともなく、何となくよそよそしいそうです。

彼はそんな日本の現状と自分の生活をとても寂しく思っています。タイに駐在していたころは、タイの子供たちが日本人珍しさにまとわりついて来たり、近所同士はかなり濃い付き合いでした。

若い世代が多かったので治安の悪さはありましたが、何よりもタイには活気があったので生活が充実していました。

タイ・通路・集まり

そういったタイを知っていましたので、彼は日本で老後を送っている自分に不甲斐なさがありました。若いころに体調管理をしっかりして、老後の計画を立てていたら、暖かいタイで活気のある老後を送っていた…。

独居老人ですので誰とも話さないことも多々あります。さらに同年代(60代、70代)以外の人と話すことは、ほぼないそうです。

たまに近所の子供と話す機会があるそうですが、本当に嬉しいといいます。そんなときも駐在員時代のタイでの生活を思い出します。

バンコクから少し離れた地方に工事で出かけ、ローカルな街で食事をしていると、どこからともなく人が集まってきます。日本人を見に来ているのです。集まってきた人たちに飲み物をあげたり、会話をして、随分仲良くなったそうです。

コミュニケーション能力が高い人だったので、タイ、中国、インドなどでも現地の人と触れ合い、楽しみながら駐在生活をつづけました。

しかし、日本での老後は買い物に行くとき以外、部屋にこもりっぱなしです。お茶飲み友達、酒飲み友達もいませんので、ずっと孤独です。あれほどコミュニケーション能力が高かったのに、老後はほとんど口を開かなくなってしまうのです。

活気のあるタイで暮らす老後と、老人ばかりが住んでいる団地で暮らす老後…。何が幸せなのかはわかりません。

続く

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