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第一話 タイの下町で暮らしてタイ人との交流を密にするか日本で孤独に暮らすか

団地

日本には一億総中流と言う素晴らしい社会がありました。しかし今は、先進国の中でも格差が大きな国に変貌しました。タイや中国、アメリカほどの格差は無いにしても、以前のような中間層が減り下位層が増えています。

下位層はお金が無い状態で老後を迎えますので、国民年金か生活保護で生活するのが精一杯です。

漂流社会、老後破綻、無縁社会などと言った言葉がありますが、まさにそうした現象が我々の身の回りで起きています。この悲しい漢字四文字は日本中で発生していますが、大きな団地で特に顕著です。

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日本人は人と人との交流を避ける国民性に変わった

日本の高度成長期に東京、大阪、名古屋などの大都市郊外に、沢山の巨大団地が建設されました。今ではUR都市機構が管理しています。そんな中の団地の一つに昭和50年代に建設された物件があります。

当時は抽選で申し込んでも入居できないほどの人気でした。その頃から済み続けている子供たちは成人し、団地を出て独立しています。残っているのは以前からの住民と、相方に先立たれた一人暮らしの高齢者です。

国の高齢化率(65歳以上の割合)は25%ほどですが、団地の高齢化率は非常に高く、団地によっては50%を軽く超えているところもあります。タイのアパートなどと比較すると、異様に高齢者が多いのが実感できます。

団地は高齢者ばかり

家賃は高齢世帯に対して減免があったりして、5~9万円前後の設定です。この家賃を払える層は比較的生活が安定している層と言えます。

そんな大きな団地の中には小さな公園やベンチが据え付けられています。ベンチに座りながら日向ぼっこをしている75歳の高齢男性は、10年ほど前に脳梗塞のために右半身不随です。

団地に住んで40年が経過したそうです。

「高齢者に居場所がないよね。特に私は体を壊しているから。75歳ぐらいまで会社をやるつもりでした。ですから今は物足りない生活をしています。充実した日々何てまるでありませんよ。

難しいことや数年後を考えないようにしています。今は孫の世話をするのが唯一の楽しみですね。大きな団地なのに隣近所の付き合いはないし、寂しい老後を送ってます…」

団地ではたまに催し物などがたまに行われています。しかし彼は何も手伝いが出来ないからと言って参加しません。年をとり体が不自由になると、誰も相手にしてくれないのが現状です。

「団地に住む高齢者たちは生き甲斐があるように見えませんね。もっと交流すれば変わるかも知れません。でも、元気な方で意外に交流したがらないんです。昔と変わってしまいました」

タイは交流できる

タイの綺麗なコンドミニアムなどに住むと、交流はあまりありません。しかし、タイの下町などに住むと、嫌でも交流せざるを得ない状況になります。

あまりにも交流が蜜になると鬱陶しい面もありますが、やはり人間同士の繋がりは人間にとって必要です。数千人規模の巨大団地なら、いつでも交流しようと思えます。

しかし現実は数千人の中でひっそりと暮らす孤独な老後なのです。

続く

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