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タイでは「石の上にも三年ではなく」機会があればいつでも

タイ・バンコク

日本で大学を卒業し、企業に就職すると簡単には退職しません。年功序列と終身雇用制は崩れている日本ですが、まだまだ名残は残っています。しかし、日本人以外の国籍の人には、終身雇用制と言う概念がありません。

ですから、今勤めている企業よりも良い条件の企業があれば、それ程躊躇することなく転職します。転職しながらキャリアアップをしていくのが普通です。

タイのバンコクで働く日本人の多くは日系企業に勤務しています。自動車関連の企業が多いですが、ある企業は日本人が4人で、タイ人が13名の会社でした。工場はタイ郊外にあり、バンコクと行き来しています。

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タイでは親しい部下がいきなり競合になることがある

その会社に勤務するI氏は、日本の本社とのやり取りに悪戦苦闘しながらも、仕事を順調にこなしています。I氏の部下にY君という20代の青年がいますが、タイ人とのコミュニケーションが上手で重宝しています。

I氏とY君は、仕事終わりに食事をしたり飲みに行くほどの仲でした。

ある日、Y君が「明日休ませてもらっていいですか?」とI氏に尋ねます。特に急用等もないためI氏は了解しました。突然休むので不思議に思い、I氏はY君に休む理由を尋ねました。

すると、Y君は「明日、面接があるんですよ。転職活動をしてるんですけど、明日が最終の面接なんです。ですからどうしても行きたいんです」と言います。

自分の会社の先輩に転職のために休暇が欲しいと日本で言ったら、ブッ飛ばされそうな勢いです。しかし、ここはタイです。Y君も頭の中がタイ化していますので、そういったことを気遣う人間ではありません。

I氏はY君の突然の告白に仰天してしまいます。何度もご飯を食べに行ったり、飲みに行っているときには何も言わなかったのに、突然転職をするために休暇が欲しいと言われたためショックでした。

ただ、Y君は申し訳なさそうに言う訳ではなく、普通に休暇を取らせてほしいとお願いしたため、本人は罪悪感が全くありません。

タイでの転職活動・タイ人化

転職のために休暇を取ることは何の問題もないと思っているのです。まさに現地化した日本人になっています。タイ人も少しでも良い仕事場があればすぐに転職します。

そういったタイ人の感覚がY君には備わってしまっています。Y君は数日すると退職願を出し、さっさと転職してしまいました。I氏は寂しい気持ちを抑えながら出勤すると、なんとY君が同じビルのフロアにいます。

「あれ?転職したんじゃなかったの?どうした?」と尋ねると、「はい、無事に転職できました。ありがとうございました。」と答えます。

Y君が転職したのはI氏が勤務する会社のビルで、しかも同じフロアの日系企業だったのです。日本人の感覚ではあり得ないのですが、Y君は現地化していますので、頭の中はタイ人です。

何の躊躇もなく普通にI氏に接してきます。I氏は「同じフロアの会社に転職するってどういうことなの?不義理じゃない」と思わざるを得ませんでした。

タイを含む外国では、次々と転職しキャリアアップしていくのが当たり前です。ですから、可愛がっていた部下がいきなり転職して競合企業に行くことも頻繁にあります。

Y君は我々と同じ日本人ですが、頭と心はタイ人です。悲しい様な寂しい様な気分ですが、これもタイなのです。

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