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第三話 タイでも日本でも貧乏な日本の老人たちは行き場がない

日本の貧困老人

商品が一台も売れませんので、当然給与ゼロが続き、生活が立ち行かなくなります。そして、お決まりの高利貸しに手を出してしまいました。

借金は高い利息のため、みるみるうちに膨らんでいきました。当時の取り立ては今のように甘いものではなく、いわゆる追い込みでした。追い込みされ続け、彼は心を少しずつ病んでしまいます。

病めば病むほど商品は売れず、借金はあっという間に数百万円に達しました。結局、借金生活に嫌気がさした妻は離婚を決意し、ローンが残っていた家を売却します。

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富裕層に属しない人の老後はタイにいても惨めになる

妻もいなくなり、家もなくなった彼は逃げるようにバンコクにやってきました。バンコクには親友が住んでいましたので、少しの間かくまってもらいました。彼が55歳の時でした。

彼の親友はバンコクで撮影業務を中心に、旅行会社を経営していました。親友の仕事を手伝うようになりましたが、慣れない仕事と年齢による物覚えの悪さも有り、ミスを連発します。

旅行業の方も手伝いをしましたが、スマトラ沖地震に遭遇し、担当地域のプーケット島が津波で壊滅します。彼が受け持った仕事はことごとく潰れていきました。

そうこうしていると、自然に親友との関係もギクシャクし、結局彼は親友の元を離れました。

「一時は、国民年金の5万円だけで生活していました。女性関係なんて一切ありません。ただただ、生かされている感覚でしたね」と彼は話します。バンコクでは彼の様な底辺の生活をしている人は沢山います。

困窮邦人

こういった困窮邦人や困窮外国人が増えることを、タイ政府は決して良しとしません。ビザの発給を少しずつ厳しくし、困窮者を締め付け追い出そうとしているのは誰の目にもわかります。

タイのロングステイビザに関しても、銀行口座に見せ金を入れておけば取得できていました。しかし、新しいシステムでは日本からタイへの振込みが条件になったり、一定期間、銀行に置いておかなければならないようにもなっていきました。

銀行に置いておけないのであれば、ビザを発給しなくなったのです。こういったことが起こるたびに、困窮邦人や困窮外国人はパニックに陥ります。

自国に帰っても、タイで生活するよりも厳しい生活を強いられたり、下手すれば、逮捕されたり、追われる身だったりもします。ですから、タイに捨てられると、本当に生き場が無くなってしまうのです。

また、長い期間タイに住んで、頭の中がタイ化してしまうと、日本で働くことはもちろん、生活することも息苦しく感じます。さらに厳しい冬が日本にはありますので、体調まで崩してしまう人も続出なのです。

日本国内でも困窮した老人が右肩上がりで増え、バンコクでもインフレやビザの締め付け、円安によって困窮邦人が増え続けています。

非常に厳しい生活を、我々は強いられることになることを覚悟しなければなりません。

続く

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