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第二話 信用していた日本人に詐欺に遭うことほど悲しことはない

認知症によって詐欺にやられる

彼はお客さんの振りをして何度も店を訪れました。タイ人の料理人が二入いましたが、彼がやれば一人でこなせるので、辞めて貰おうと思っていました。さらにメニューは一新して、自分が得意とする料理を提供しようと妄想します。
 
お客さんへの対応は、タイ人スタッフで十分こなせるので、現状維持を計画しました。彼の中でお店を引き継ぐ青写真がドンドン出来上がっていきました。お店の買い取り価格は650万円でした。
 
安い価格ではありませんが、一からテナントを借りて内装を施し、従業員を募集して、お客さんを呼び込むことを考えれば、非常にお得でした。何よりもそこそこ繁盛していますので、利益が最初から見込めます。
 
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詐欺に遭ってもあきらめない日本人はカッコいい

 
彼のバンコク生活の青写真が少しずつ整ってきて、知り合いの不動産業者に650万円を支払い終わり、譲り受ける準備が整いました。細部の詰めをしようと知人の不動産業者に連絡をするも、全く繋がりません。
 
何度連絡しても繋がらないのです。まさに日本人が日本人に騙されてしまったのです。元々居酒屋を従業員ごと売る話は存在しませんでした。彼がバンコクの知人を信じ切ってしまったために起きた詐欺事件だったのです。
 
知人がやっているはずの不動産店舗に行きましたが、もちろん誰もいませんし、もぬけの殻です。彼は店舗の前で呆然としてしまし、時間の感覚が無くなるほど立ち尽くしました。
 
タイに住む日本人詐欺師
 
バンコクで店を出し、自分の主としてやっていくんだという思いでしたが、一瞬で吹き飛ばされてしまいました。これほど悲しいことがあるでしょうか…。
 
本来であれば日本へ帰国して、どこかへ調理人として勤務するモノですが、彼は帰国しませんでした。このままバンコクへ居座り、何としても一旗揚げると心に誓ったのです。
 
出来るだけ資金を必要とせず、すぐに現金が手に入る方法はないかと考えたところ、弁当の宅配を思いつきました。店舗を持たずに、借りているアパートで調理し、お客さんとのやり取りは携帯で行います。
 
お客さんを見つけるのは電柱に「弁当配達します」と手作りのチラシを張って、集客しました。まさにタイでゼロからビジネスを始めました。650万円をもぎ取られて資金がありません。
 
金が無いときほど知恵を絞れば出てくるものです。すくない資金で弁当のおかずを最小限に仕入れし、売れた弁当代金でまた仕入れをしてしのぎました。自分は飯さえ食えればいいと割り切り、入ったお金全てを弁当配達の経費や仕入れに回しました。
 
続く

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